MTG昔話 第二話「帰国」
2009年6月19日コメント (4)日本に戻ってきたのは1995年の初頭でした。
1994年夏くらいから、友人たちもMTGから離れて行きました。
まあ卒業が近いというのもあったのでしょうね。
もちろん上記だけが理由では無く、当時の日本においては不明ですがアメリカでも、とりわけ私が住んでいたニューヨークではMTGを利用した賭け(ポーカーみたいな感じ)が流行りだしていました。
賭け事と言うのは、皆さんもご存知だとは思うのですが強い相手が弱い相手をカモにするといいう一面もあるかと思います。
そうすると当然、MTGの下手な人(カード資産が無い人達)はMTGが上手い人達の搾取の対象になっていきます。
今までカジュアルで遊んでいた人達もその事が原因で離れた人も少なくありません。
賭け云々というよりかは、より競技性が広まってきた時期とも言えるかもしれません。
さらに、ちょうどこの時期、アメリカではMTG3番目のエキスパンション「Legends」が発売されました。
Legendsが発売された時期とほぼ同じ時期に最初のMTG専門誌「The Duelist」も発売されたかと思うんです(記憶が曖昧です…が購読していましたのでほぼ間違いないかと思います)
この雑誌、内容は普通だったのですが問題はその中に掲載されている広告でした。
The Duelistの登場により今までアメリカではローカル価格が中心だったMTG市場が全米で価格の平均化の方向へ進んでいく事になります。
この雑誌に掲載されているお店の買い取り金額に驚いたのは私だけでは無かったはずです。※1
と言う事で上記も含めて、MTGは遊ぶ相手がいなくなると、徐々に自分の中からも薄れていくものです。
その頃既に膨大な量のカードを保有していたので、帰国時にカードを処分する事も検討したのですが、結局持って帰ることに…
当然の事、帰国後はカードに一度も触らずに押し入れの中で処分待ちの状態でした※2
時は少し進み1995年3月頃
帰国後、私はPCゲームに熱中していてPCゲーム雑誌を毎月購入していたのです。
確か寒い冬の日でした。
朝起きて昨日買ったばかりのPC雑誌「LOGIN」を読もうとストーブの前に座りこんだのでした。
パラパラと流し読みで呼んでいくと、ふと見た事があるような内容の記事に目が止まりました。
「アメリカで今一番人気のカードゲーム!」
と銘打たれたそのページはなんとなんとMTGの特集を組んでいるじゃないですか!
アバター原田?という謎のLOGINの編集者と思われる方が
「今アメリカで一番熱いゲームだぜ!!!」
みたいな誇張表現にも程があるような感じでMTGとご自身のデッキ(確かT1のグランビルでしたね)を紹介していたのです!
それだけでなく、どうも関西…というか地元神戸にMTGを扱っているお店があると書いてあるじゃないですか!
私はお店の開店時間を待って、早速飛んで行って見ました!
お店の名前は「ホビーショップ・ギルド」さんです。
ちなみにこのギルドさん
恐らく知る人は知るマニアックなお店で、主にTRPG等を主力として取り扱っておられたようです※3
早速店内を見てみると・・・
あるじゃないですか!MTGが!!!
そのうえ、日本でも人気が出始めてると店員さんが言ってるんです!!!
これは驚きですwww
当時、日本では第三版(RV)とフォーレンエンパイアが売られていました※4
しかし、日本でも海外と同じ問題が出始めていたようです
つまるところの基本地形不足ですねw
まあ当たり前ですがいくらFEを開けても基本地形が出るはずも無く…
その上、国内ではDK(ザ・ダーク)以前のエキスパンションが入手困難という事もあり、所謂オールドエキスパンションの価格はアメリカに比べて非常に価値が高いものとなっていました。
さらに
今では信じられないかとは思いますが、当時MTGが入荷する日には皆さん朝の5時半とかから並んで購入されていました。その上購入個数の制限も設けられていたんですよ。
海外からの輸入に頼るしかない当時ならではの光景です。
そしてLoginを読んでいると面白そうな募集があるじゃないですか!
「第一回Login杯」参加者募集
次回 第三話「青の始まり」に続く予定…
※1何に驚いたかと言うと、その買取金額の高額さにです!昨日まで友人達に無償であげたりしていたカードが60$って!そりゃみんな驚きますよね…昨日渡したカード返せとかそりゃ大騒ぎでしたよ。今までお店は5$とかで買い取ってたのに…
※2持ち帰ったカードの山の中には今となっては貴重なβのブースター・UNのブースター未開封boxやLegendsの未開封BOXなどもありました。これは今でも実家に保管しています
※3ギルドさんは1995年当時、神戸・三宮のセンタープラザ東館で営業されておられました。現在はセンタープラザ西館で営業されておられます。今はMTGの取り扱いはされておられないと思いますが、神戸に出かけた時は必ず立ち寄って昔を思い出します
※4国内でも慢性的なスターター不足で、お店にあったのはRVのブースターとFEのみでした。当然RVの方が断然人気で当時の知り合いの中にはFEのみでデッキを構築している方も少なからずいました。一応ランドは何種類かは収録されていますからねw
1994年夏くらいから、友人たちもMTGから離れて行きました。
まあ卒業が近いというのもあったのでしょうね。
もちろん上記だけが理由では無く、当時の日本においては不明ですがアメリカでも、とりわけ私が住んでいたニューヨークではMTGを利用した賭け(ポーカーみたいな感じ)が流行りだしていました。
賭け事と言うのは、皆さんもご存知だとは思うのですが強い相手が弱い相手をカモにするといいう一面もあるかと思います。
そうすると当然、MTGの下手な人(カード資産が無い人達)はMTGが上手い人達の搾取の対象になっていきます。
今までカジュアルで遊んでいた人達もその事が原因で離れた人も少なくありません。
賭け云々というよりかは、より競技性が広まってきた時期とも言えるかもしれません。
さらに、ちょうどこの時期、アメリカではMTG3番目のエキスパンション「Legends」が発売されました。
Legendsが発売された時期とほぼ同じ時期に最初のMTG専門誌「The Duelist」も発売されたかと思うんです(記憶が曖昧です…が購読していましたのでほぼ間違いないかと思います)
この雑誌、内容は普通だったのですが問題はその中に掲載されている広告でした。
The Duelistの登場により今までアメリカではローカル価格が中心だったMTG市場が全米で価格の平均化の方向へ進んでいく事になります。
この雑誌に掲載されているお店の買い取り金額に驚いたのは私だけでは無かったはずです。※1
と言う事で上記も含めて、MTGは遊ぶ相手がいなくなると、徐々に自分の中からも薄れていくものです。
その頃既に膨大な量のカードを保有していたので、帰国時にカードを処分する事も検討したのですが、結局持って帰ることに…
当然の事、帰国後はカードに一度も触らずに押し入れの中で処分待ちの状態でした※2
時は少し進み1995年3月頃
帰国後、私はPCゲームに熱中していてPCゲーム雑誌を毎月購入していたのです。
確か寒い冬の日でした。
朝起きて昨日買ったばかりのPC雑誌「LOGIN」を読もうとストーブの前に座りこんだのでした。
パラパラと流し読みで呼んでいくと、ふと見た事があるような内容の記事に目が止まりました。
「アメリカで今一番人気のカードゲーム!」
と銘打たれたそのページはなんとなんとMTGの特集を組んでいるじゃないですか!
アバター原田?という謎のLOGINの編集者と思われる方が
「今アメリカで一番熱いゲームだぜ!!!」
みたいな誇張表現にも程があるような感じでMTGとご自身のデッキ(確かT1のグランビルでしたね)を紹介していたのです!
それだけでなく、どうも関西…というか地元神戸にMTGを扱っているお店があると書いてあるじゃないですか!
私はお店の開店時間を待って、早速飛んで行って見ました!
お店の名前は「ホビーショップ・ギルド」さんです。
ちなみにこのギルドさん
恐らく知る人は知るマニアックなお店で、主にTRPG等を主力として取り扱っておられたようです※3
早速店内を見てみると・・・
あるじゃないですか!MTGが!!!
そのうえ、日本でも人気が出始めてると店員さんが言ってるんです!!!
これは驚きですwww
当時、日本では第三版(RV)とフォーレンエンパイアが売られていました※4
しかし、日本でも海外と同じ問題が出始めていたようです
つまるところの基本地形不足ですねw
まあ当たり前ですがいくらFEを開けても基本地形が出るはずも無く…
その上、国内ではDK(ザ・ダーク)以前のエキスパンションが入手困難という事もあり、所謂オールドエキスパンションの価格はアメリカに比べて非常に価値が高いものとなっていました。
さらに
今では信じられないかとは思いますが、当時MTGが入荷する日には皆さん朝の5時半とかから並んで購入されていました。その上購入個数の制限も設けられていたんですよ。
海外からの輸入に頼るしかない当時ならではの光景です。
そしてLoginを読んでいると面白そうな募集があるじゃないですか!
「第一回Login杯」参加者募集
次回 第三話「青の始まり」に続く予定…
※1何に驚いたかと言うと、その買取金額の高額さにです!昨日まで友人達に無償であげたりしていたカードが60$って!そりゃみんな驚きますよね…昨日渡したカード返せとかそりゃ大騒ぎでしたよ。今までお店は5$とかで買い取ってたのに…
※2持ち帰ったカードの山の中には今となっては貴重なβのブースター・UNのブースター未開封boxやLegendsの未開封BOXなどもありました。これは今でも実家に保管しています
※3ギルドさんは1995年当時、神戸・三宮のセンタープラザ東館で営業されておられました。現在はセンタープラザ西館で営業されておられます。今はMTGの取り扱いはされておられないと思いますが、神戸に出かけた時は必ず立ち寄って昔を思い出します
※4国内でも慢性的なスターター不足で、お店にあったのはRVのブースターとFEのみでした。当然RVの方が断然人気で当時の知り合いの中にはFEのみでデッキを構築している方も少なからずいました。一応ランドは何種類かは収録されていますからねw
コメント
おもしろいですー!
最初期からMTGをやってた日本人なんてほんとに激レアですね.
続きも楽しみにしてます.
(しかし基本地形でみんな苦労していたとはw)
リンクさせて頂きました!
昔の日記、また読みたいです!
はじめまして~
こちらこそ、いつも楽しいブログ拝見させて頂いてますよ!
また大の青好きと言う事ですので、恐らく仲間(失礼かもですが…)だと思いますので今後とも仲良くして下さい!
>よこやんさん
ありがとうございます!
頑張って続きを載せていきますね♪
続きも楽しみにしてます!